我が国農業は戦後の食糧難を切り抜けるため全力をあげた時代から、 外国農産物の自由化の圧力を受けながら生産性の向上、
機械化の時代へと著しい躍進をとげております。
北海道農業は我が国の食糧基地としての任務を果たすため、
昭和46年度より昭和55年度に亘る十ヵ年の第3期北海道総合開発計画のなかで、 国際水準の食糧生産基地を目指し、
積雪寒冷の気象条件を克服し安定した高生産性農業の確立を目指して積極的な施策が実施されています。
このための、 最も重要な施策は農業基盤整備事業の拡充強化であることは、 明らかで論を俟たないところであります。
このような情勢によって、
年々増大の一途をたどる農地造成 ・土地改良事業に伴う農業土木工事に対処し、
道内建設業者が一致協力して、 この種事業の受注遂行に万全を期し、技術の向上と責任施行態勢を充実強化することを趣旨とし、
協会設立当初より基本方針としてきた次の各項を今後も更に強く運営しようとするものであります。
1. |
本会は 北海道内に本店を有し 従来より農業土木に 多年の経験を有し、 企業の信用を保持せし法人及び個人の建設業者をもって構成する。 |
2. |
本会は 各種の農業土木工事に対応して その趣旨をよく理解し技術の研さんに努め、施行体制の強化充実をはかる。 |
3. |
農業土木工事の増加と高度化に伴い協会員の技術者の不足補充のため、技術者の訓練養成をする。
事業の責任施行能力の強化のため技術指導ならびに援助等を行う。 |
4. |
本会は 関係機関との間に この種技術の向上を はからんがための研さんの場をもち、施工工事に万全を期するものとする。 |